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常になんかお花飛んでる恥ずかしい新婚さんになる予定の二人

【速報】さわじりえ○かさんほにゃらら神宮で挙式【NBRニュース】

「おや、めでたいね」
「そうね…ねえ雷光さん」
「ん、なんだい」
「清水のおうちって、挙式は神前式だったの?」
「…ああ、まあそうだね」
「白無垢…よね」
「君はよく似合うだろうね」
「褒めても何も出ないわよ」
「色打ち掛けでもいいね。角隠しで」
「あら、私鬼嫁にはなりませんよ」
「綿帽子だと君がよく見えないし」
「それでいいのよ?」
「そうなのかい?」
「綿帽子はウェディングドレスのヴェールと似たようなものだもの」
「花嫁の素顔は伴侶にしか見せてはいけない、ってことかい」
「そうよ。ふふふ」
「ロマンチックだね」
「そうね」
「…しかし」
「ん?」
「母が嫁入りに召した白無垢は残ってはいないのだよ」
「あら、」
「清水の紋が入った紋付き袴もないから…こまったね」
「困っちゃったわね」
「自業自得なのだけれど」
「またそう言うこといって!おこりますよ」
「ふむ…また一から仕立てることになりそうだね」
「…あらまぁ」
「いいのさ、清水復興の礎の一つと思えばね」
「あら、それって」
「うん?」
「私に、清水家にお嫁に入れって言ってるみたい」
「え、ちがうのかい」
「あら、あらあら…」
「私はずっとそのつもりでいたのだけど」
「…私で良いのかしら。何にもできないけれど」
「お味噌汁を作ってくれるだけでいいさ」
「…それなら俄雨君ができるわよ」
「君は私に俄雨と婚儀をあげろと?酷な子だね」
「だって、その」
「うん」
「私、表の世の人間よ。ご迷惑にならない?」
「いいやまったく。周りがなんと言おうと私が君を守るよ」
「…(じわわ)」
「ああ全く泣くんじゃないよ、お馬鹿さんだね。私は君しか居ないと思っていたのだけど」
「本当?」
「本当さ。雷鳴も俄雨も喜んでくれる」
「じゃあ私、」
「うん」
「貴方のお嫁さんになりたい」
「うん、おいで」
「白無垢、着てみたいわ」
「お前に会う反物から見立てないとね。あともちろん、角隠しも」
「もう!」




つ【ゼクシィ】

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