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(no subject)

「お前は本当にかわいいね」
「あらあらお上手」
「…お嫁に来るかい?」
「…、…お婿にきます?」
「…えっ」
「えっ?」
「…不束者ですがよろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いしますね、お婿さん」




ラジオのあのジングル考えた人GJ

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(no subject)

「ふむ…」
「どうしたの随分深刻な顔して」
「いや、髪がね、伸びすぎてすこしうざったいなぁって」
「あら、てっぺん黄色」
「地は金色だよ」
「なんだかお菓子みたいな色してるわね?」
「食べてもかまわないよ」
「ま、それじゃあ失礼して、」
(ちゅっ)
「…つむじに口付けとは随分西洋かぶれだね」
「ふふ、髪の毛切りますか?」
「そうだねぇ、つむじにキスされてしまったからには君に任せないとね」





そうしていつしか私は全身君のもの!

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愛される雷光さん

英さんが言った。

愛してるからこそ

相手の心の底は見えないわ




「ですって。そうなの、雷光さん?」
「随分と単刀直入だね」


気になることは聞きますもの。

英さんが言わんとすることはよくわかるの。
だって私もそう思うことよくあるし。

「私、貴方のこと大好きだけど、」
「おや、ありがとう」
「ふふ、──でね、だからなんだけど、どうしたって貴方を踏み荒らそうなんて思えないの」


私、貴方が忍びだってよく知ってるんだけど、だからといってなんで忍なの、とか、どうして灰狼衆にいるのって聞けないのもそのせい。
私が踏み込んじゃいけない領域ぐらい知っている。

淋しいけど、それが暗黙のきまりよ。


「踏み込んでくれても構わないよ」
「貴方がよくてもいやよ。土足で上がり込む真似なんて致しません。」
「そうかい」
「ええ。」
「頑なだね。」
「貴方に言われたくないわ。」


それでも、いつの日か、貴方が私に話す勇気が出来たのなら。

私、どんなあなたでも両手一杯受け止めるわ

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かなわない恋のらいこうさん


私の初恋でした。
あま色の髪の優しい貴方でした。
ろくでもない私でしたけど、今でも私は貴方が愛しいと思います。
心の奥にしたためた思いは今でもずっと、私を焦がすのです。

美しいあなた。
いつだってその背中はまっすぐで、迷いばかりの私のような若人は戸惑うばかり。
鋭く見据える瞳はおよそ女性の持ち得るものではありませんでした。
まるで私の母のようで、それはそれは背筋を凍らせることままありました。
それでも、私は貴方の背中に恋をしていた。
すがり付きたいけれどきっと私のような重荷がつかんだら倒れてしまうでしょう。

だから私は離れて見るのです。
彼女にさわりたくて泣きそうになっても、私はここから彼女に焦がれるほかないのです。



無いのです。

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よくわからん

時代が笑う。常識と理性と、境界が私たちを切り離す。
世界が分離する。私たちがからめあっている指先の結び目をほどく。
それでも私たちきっとまた会えるって、幼い私はなんの理由付けもなくそう思った。
無邪気なものね。



指先がじわりと暖められて、まるで火のついたマッチ棒みたい。あつい、あついわ。
どこもかしこもあつい。体が震えている。人の体温奪ってもまだ寒いのかしら、まさか。

会えないって知っていた。
知っていたけどきっといつか。
彼は目の前にいる?
あのとき私が愛した彼はこのひとかしら。
髪色なんてずいぶん変わってるけれど。

私は今でも覚えてる。幼かった貴方の優しい嘘とわらいかた。
戻ってくるなんていって笑ったあなた。

今ここにいるのはなにより喜ぶべきことなのに。
なんで私の目は潤い溢れていくのかしら。
この人はかつての彼なのかしら。
私を傷つけまいと世界を分けた彼なのかしら。
彼はいつだって穏やかで急くことはなかった。
今みたいに、私の体を獣のようなその力で私を蹂躙するような人じゃなかった。
焦って私を傷つけるような人じゃなかった。

顔を見る。
ああ彼はこんな顔だった?
ねえ私の記憶がおかしいかしら。
こんな辛い顔して女をらんぼうに抱いたりするの?


泣いたりするの ね。


「らいこうさん」
「なん、だい」
「ねぇ」



寂しいならその飾りじゃない口で言って頂戴。
(そしたら私境界もなにもこえて貴方を一人になんてしない)

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HN:
ヌノコ
性別:
非公開

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